両親が結婚に大反対!両親に言われた酷いセリフは・・・
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女医の夫は例外なく医者であるべき!
そんな考え方をする親が女医の両親には多いです。
特に医者家系では、「娘の結婚相手には、男性医師以外はゼッタイにありえない!医者じゃないオトコは論外!」と考えている親が大多数です。
「え?何様なの?」なんてヒンシュクを買いそうな、時代錯誤な選民思想ですが、この考え方は、医者家系の考え方としては、至極普通なのです。
これには、可愛い女医の娘が結婚後に金銭的な苦労をしないために、食いっぱぐれのない医者と結婚して、安泰な人生を送って欲しい、という親心があります。
しかし、そんな親心を理解していたとしても、結婚を考えるほど本気で好きになった男性が非医師であることを理由に、両親に結婚を猛反対された場合、あなたならどうしますか?
サラリーマンの彼氏との結婚を猛反対されたときの苦悩
私は、サラリーマンの彼氏と結婚しようとして、両親や親族から大反対され、文字通り四面楚歌の状況でした。
当時、両親が私に言ってたセリフは、次のようなものです。
頭を冷やして、よく考えなさい。
自分に見合った人(=医者)と結婚するのが、女医の幸せだ。
普通、女性は自分よりスペックの高い男性と結婚するものだ。
自分より学歴が低い男と結婚して子供ができたら、頭がいい子が生まれる確率が下がるぞ!
子供が思うように勉強しなかったり、出来が悪かった時に、夫のせいにすることになるぞ。
君が育ってきたような環境よりずっと低い水準で、生きていかないといけないんだぞ。
(医者には性格や女癖がめちゃくちゃ悪い人が多い!と言うと)性格が良くて妻を大切にしてくれる医者の男だっている!
(忙しい医者は全然、家事や育児に携わってくれない!と言うと)家事なんかは外注すればいいし、医者夫婦の収入なら家事代行サービスくらい頼める!
男の稼ぎが君より少ない状況で子供できたらどうするんだ?保育園に入れながら、君が必死に働いて、家から子供の教育費まで、全部君が稼ごうと思っているのか?
(お金なんてそんなに必要ない!と言うと)今は、お金なんてそんなに必要ないとか、自分が働くからいいとか、彼の収入よりも人柄を愛しているからいいとか、虫の良いことを言っているかもしれないけれど、結婚生活なんてそんなお花畑じゃないんだ!!
親が望まない、親不孝な結婚なんてするのはやめなさい!
普通の女性は、若さや美しさを売りにして、学歴や収入の高い男性と結婚しようと一生懸命頑張るのに、なんで女医がわざわざ下方婚をする必要があるんだ!?
とんだ失態だ。
育て方を間違えた!そんな風に育てた覚えはない!
どうしても結婚するというのなら、親子の縁を切る!子供が出来ても絶対に会わない!医者じゃない男との子供なんて見たくない!
(医者にさせるためにかかった)教育費を返せ!
父と母の結婚大反対合唱に連日聞かされて、毎日毎日、悩んでは苦しんでいました(涙)。
そして、「結婚したい男性の職業が医師でないことを理由に、両親に結婚を反対されている」、と友人に相談すると、大抵こんなアドバイスがかえってきます。
戦前じゃあるまいし、血の繋がった親子とはいえ、結婚相手を親が決めるなんて、今の時代おかしい!
結婚するのは親ではなくてあなた自身なのだから、あなたの結婚相手は自分自身で決めるべきだ!
このようなアドバイスはもっともだし、きっと世間の多くの人が同意する意見でしょう。
医師家系の親は、子供が親の言うことを聞くのは当たり前だと考えています。
「一生懸命お金をかけて医者に育ててあげたんだから、その恩を忘れないように、きちんと親孝行をするべし(=親の希望する結婚相手と結婚するべし)!」
と、と恩義せがましく言う親も少なくありません。
たしかに、医者になる事ができた要因の大きい部分に親の教育の賜物があるのは間違いありません。
とはいえ、頑張って勉強をしたのは自分自身であり、青春の1ページを全て勉強に捧げて努力をしたのも、自分です。
女医友達のアドバイスは二分化される
非医師との結婚を両親に大反対されていることを同年代の女医友に相談した場合、女医友の意見は概ね2つに分かれます。
「医者と結婚する方が絶対良いと主張するタイプ」と、「結婚相手の職業にこだわらずに結婚する方が絶対良いと主張するタイプ」です。
医者と結婚する方が絶対良いと主張するタイプ
女医の多くは、女医自身が「女医の結婚相手は当然、医者でしょ?それ以外は現実的にありえないでしょ。」と考えています。
自分以上の条件を結婚相手の男性に求めるのは女性として自然なことであり、自分以上の男となると、医者しかいないじゃない?
ということを、嫌味や悪意など一切なく、心からそう思っている人が多いのです。
このタイプの女医友は、心から私のことを心配してくれて、次のようにサラリーマンの彼氏との結婚を思いとどまるようにアドバイスしてくれます。
ご両親も、ゆずちゃんの事を想って言ってくれるんだし、結婚ていうのは個人だけの話ではなくて、家と家の繋がりが生まれることなんだから、親に反対された結婚なんてきっと後悔するよ?
会社員との結婚なんて下方婚になるから世間体が悪くない?女性は自分以上のステータスがある人と結婚するのが普通じゃない?
結婚して生活水準を下げたくないのであれば、サラリーマンの給料だと大変だよ?
結婚後に育児をしながら必死に働きたくないのなら、専業主婦になってもそこそこ裕福に生活できる医者が良いと思うよ?
ベンチャー企業の社長とか、外資系金融のサラリーマンとかは、ぶっちゃけ勤務医なんかよりは断然給料は良いかもしれないけど、職業としては医者の方が安定してるし。
親も自分もみんな医者なんだから、職業観や価値観が合うのは医者だとと思うよ?
恋愛感情なんて、数年で終わるんだよ?今は彼に夢中で、「一生共にできる!」なんて思ってるかもしれないけど、恋が冷めた時に、反対を押し切って結婚しなきゃ良かった、って後悔するかもよ?
結婚は恋愛と違うんだから、恋愛感情じゃなくて、親族や友人に認められて祝福されるような相手(=医者オンリー)が良いし、女医独特の職業の大変さや医師家系への理解は、収入や地位が同レベルである医者でないと、理解してもらえないよ?
結婚して子供ができれば、どうせ旦那のことなんてどうでもよくなるんだし、好きじゃないから結婚できないとか、夢見てる少女じゃあるまいし、もっと合理的に考えた方がいいんじゃない?
結婚相手の職業にこだわらずに結婚する方が絶対良いと主張するタイプ
男性の職業で結婚相手をフィルタリングすることに反対している女医友も、もちろんいます。
非医師の友達の多く(というかほぼ全員)は、結婚相手の職業が結婚後の幸せを左右するわけではない、と考えています。
非医師と結婚して幸せな結婚生活を送っている女性医師は多くいることと、男性医師と結婚して不幸な目にあった女性医師も多くいることを強調して、サラリーマン彼氏との結婚を応援してくれました。
サラリーマン彼氏との結婚を応援してくれる友人の主な主張は、「結婚相手には絶対に医者以外を選ぶべし!」と、むしろ医者との結婚は避けるべきだという主張です。
女医は結婚相手には絶対に医者を選んじゃダメ!?
女医友の中には、「女医は医者以外と結婚する方が断然良い!」と息巻く人も多くいます。
独身女医の多くは医者との結婚を勧める人が多いのですが、医者と結婚して離婚した女医の多くは、「結婚するなら医者以外が良い!」と強く主張します。
女医の離婚率は高く、その中でも医者と結婚した女医の離婚率はかなり高いのがその理由の一つです。
離婚が必ずしも悪いとは私は思いませんし、不幸な結婚生活を続けるくらいなら、さっさと離婚して幸せな独身生活や幸せな母子家庭を築いたほうが良いと、私は考えています。
でも、結婚するなら、出来ることなら離婚したくないですよね?
離婚しないためには、女医が離婚する理由を知り、離婚原因につながる不安要素を排除するのが重要です。
私は、男性医師との結婚には結構リスクがたくさんあると思っています。
既婚者でも看護師にモテまくるから、当直のフリして不倫しやすいです。
忙しくて家に帰ってこないから、共働きでもワンオペ育児になりやすい。
男性が医師家系の場合、相手の家に気を使って姑や姑との関係が非常に面倒になりやすい。
プライドが高いため、自分のほうが学会や論文で目立つと不機嫌になりやすい。
などなど、もちろん全ての男性医師に当てはまることではありませんが、医者との結婚には、多くの不安要素があるのは紛れもない事実です。
実際に、医者の結婚・離婚を経て、「一般の人」と幸せで順調な結婚生活を送っている女医たちは、医者夫や医者夫の家族からのモラハラや嫉妬、医者夫の不倫、妻に育児家事を押し付けた上でさらに女医業を求められて、とことん嫌気が差した!と、「医者との結婚は不幸である」と結論付けています。
男性医師と結婚することが離婚リスクを高める理由について知りたい方は、こちらの記事も参考になると思います。
>>女医が離婚する理由は、医者というハズレ夫を引いちゃうから?
女医が非医師と結婚するには覚悟が必要!
私は非医師との結婚を強く勧めますが、非医師と結婚するには、たしかに覚悟が必要です。
まず第一に、上述の「医者と結婚したほうが良い派」の意見について、「大丈夫!そんなことはない」と、心から思えるかどうかです。
そのためには、次のような事が必要かつ大切です。
- 結婚相手に、同じレベルの地位や収入を求めない。
- 人柄や相性、人生の価値観に惹かれている。
- 医者を始めとする”ハイステータス”な夫と結婚した女医たちのマウンティングに引け目を感じない。
- 人の幸せの基準ではなく、自分の幸せの基準をしっかり持っている。
- 非医師の夫を尊敬し、その夫と結婚している自分に自信を持って生きていけると思える。
- 結婚の「誓いの言葉」に、心から「YES」と言えること。
打算的に結婚相手に「医者」を求めている人は、きっと、結婚の誓いの言葉に、心からYESとは言えていないのではないでしょうか?。
「医者だから」結婚する。
「経済的安定が期待できるから」結婚する。
「周りに羨ましがられる社会的地位があるから」結婚する。
ということは、これらの条件がなくなった時にはどうなるのでしょうか?
そのときには、愛することも、敬うことも、慰めることも、助けることも、尽くすことも出来ない、という本心が見え隠れしている、と私は思います。
逆に、医者ではない男性に対して、結婚の「誓いの言葉」に心からYESと、言えるのであれば、きっとその結婚生活はうまくいくことでしょう。
もちろん、そんな男性に出会えるのは、なかなかない「奇跡」だと、私は思います。
もしも、この記事を読んでる読者様が、非医師との結婚を反対されていて悩んでいるのであれば、「誓いの言葉」に心からYESと言える相手であるかどうか?、辛い時も支え合って生きていける自信はあるか?ということを考えると良いと思いますよ!