東京医大が女子を一律減点にして男性医師を増やしたことは正義?

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
東京医大の女子学生一律減点のニュースはツイッターでも大きな話題になっていますね。
女医はどうせ結婚・出産したら大学病院を辞めてしまう!
だったら辞めない男性医師を増やすために、大学入試の時点で女子学生が合格しにくくなるよう、女性は一律減点して合格できにくくしてしまえ。
東京医大がそんな男女差別の入試操作を行っていたという余りにもショッキングなニュースは、日本国内だけでなく、英国BBCなどの海外メディアでも取り上げられています。

東京医大の大学入試問題、私もTwitterで色々つぶやいてしまいました。
東京医大が女子学生の入学を抑制していたことはある程度仕方ない?
報道からすこし時間が経ち、本件についても様々な論点が浮かび上がり、議論がされています。
医療現場で働く医師たちの間でも、この話題で持ちきりです。
色々とお話を聞いていると、次のような意見がありました。
女医が仕事をやめればやめるほど、常勤稼働で働く医師の人口総数が減るので、このままでは医療崩壊危機が現実となってします。
つまり、近年女子医学生が増えているが、それに伴い実は働く医師の数は相対的に減っているということです。そうゆう現場の事情を考えると、私立医大が女子医学生の受け入れ枠を減らしたくなる気持ちは分からなくもない。
確かに、医療現場で働く労働力を確保するという意味では、現在の日本の労働環境においては、女性医師よりも男性医師の方が長く勤務し、離職率は男性医師のほうが低いです。
これは、医者に限った話ではなく、一般企業でも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
結婚出産を節目に、時短勤務する女性、長期育休に入る女性というのは多くいらっしゃいます。
そして、そういった「働く女性」が増えれば増えるほど、雇用主にとっては負担は増えてきます。
中には、「休職中も福利厚生費はかさむので、女性は派遣や契約社員としての雇用に留め、極力正規雇用はしない」というスタンスの企業も、表立っては言わないものの、多くあるはずです。
働く女性は会社や社会にとってお荷物なの?
さて、それでは、女性の社会進出は社会や会社にとってマイナスなのでしょうか?
女性が社会進出を果たしたことで、社会や企業が支払っている代償は、男性が働き手の中心だった頃に比べて大きいということでしょうか?
女性を雇用することは、生産性を高めるどころか、かえって生産性が落とし、企業にとって迷惑なのでしょうか?
悲しいことですが、そのように考える民間企業の経営者は多く、東京医大もその一つだったようです。
東京医大が女子学生を一律減点して女子入学者数を抑制することを決めた背景
そのシステムを復活させようではないか! そうだ!そのためにはまず女子学生を大学入試で医学部にあまり入れないように不利な条件を課して、そもそも女性医師になるチャンスを潰せば良いのだ!
医学部に入れなければ、医者にはなれないわけだから、徐々に女医が医療現場から減って、男性医師が増えていくに違いない!
こんな感じの議論と思惑が東京医大の幹部の中で駆け巡り、「良いアイデア」として、東京医大の経営方針になったのでしょう。
実際、報道によると、
『入試業務に携わっていた元幹部によると、大学で入試業務に携わっていた元幹部が取材に対し、「不正という認識はなかった」』
との話です。

まず、女医が医局を辞める傾向にあるという結果があって、それに対する対策が、女子医学生を減らすということだったんですよね。
入学試験で女性一律減点を行っているのが、東京医大の他にもないことを祈るばかりですが、東京医大の入試業務に携わっていた元幹部の話によれば「どこの大学でもやっている」ということらしいです。
男性医師を優遇し、女性医師を冷遇する理由と背景
東京医大以外の他の大学でどうなのかの真偽はまだわかりませんが、確かに多くの大学病院では、「どうせ女医は辞めるから、女医はぶっちゃけ要らない」、というスタンスの医局は多いです。
「実際、女医は結婚出産したら辞めたがっているし、そもそも最初から眼科・皮膚科とかの”ラクな科”に行く人多いじゃん。肝心の内科や外科は人手不足で困ってるんだっての!ママさん女医が5時ピタで帰ったり、子供の発熱で早退したりして、結局彼女たちの尻ぬぐいしてるのは男性医師なんだしな。ていうか、命に関わる内科外科やってる男性医師の方が、医療に貢献してて偉いんだ!」
という主張は、一見正しいように聞こえるのか、医者の世界では常識とされています。
長時間労働をこなす男性医師が善であり、家庭等の理由により総労働時間が男性医師より短い女性医師は悪であるかのような見られ方をしています。
こういった考え方は、医者という特殊性によるものなのか、長時間労働を歯を食いしばって耐える企業戦士に美意識を感じる日本人の特性なのかわかりませんが(おそらく両方)、24時間働ける労働者を経営者は求めているのでしょう。
かつて、『24時間戦えますか?』というキャッチフレーズで有名だったリゲインのCMがあったのを覚えていますでしょうか?
今思えば完全ブラックなキャッチフレーズでよね。
実際、現代版のリゲインのCMでは『24時間戦うのはしんどい!3~4時間戦えますか?』というキャッチフレーズに変わっています。(現代版は、上記Youtubeの後半にあります)
それでもかつては、『24時間戦えますか?』(戦えるのが正義で、戦えないヤツは駄目)が常識だったわけです。

長時間労働できる男性医師が正義でそれができない女医は医者失格?
慢性的に医師の数が足りていない大学病院の医局では、当直&日直&長時間労働をこなす男性医師が「頑張っている偉い人」で、マイナー科の女医は、「小遣い稼ぎ」「腰掛け女医」などど揶揄され、「頑張れないお荷物」のように思われています。
しかし、女性医師が男性医師お同じように長時間労働しない(できない)からといって、女医を減らして男性医師を増やしても、根本的な問題解決にはならないはずです。
「なぜ女医が第一線から退く傾向にあるのか?」
「なぜ女医がマイナー科に多い傾向があるのか?」
その背景についてきちんと考え、その根本的原因を解決するための本質です。
「医療現場のニーズを満たす」という視点から考えると、東京医大のとった選択肢は苦渋の判断によるやむなきことで、正義だ、という声もあるようですが、本当にそうなのでしょうか?
東京医大は、根本課題の解決に取り組むことを放棄しただけだと私は思います。
現場で働ける労働力を増やすために、てっとり早く、女子を減らし、24時間戦える男性医師を増やすのがカンタンだということで、この選択肢を選んだのでしょう。

真の問題解決は、なぜ、女医が離職したりマイナー科に行くかの理由を把握し、そのための対策を講じることです。
それについてはこちらで語っているのでぜひ読んでみてくださいね!

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