ドラマ『ホリデイラブ』から考える女性の浮気と離婚

浮気と不倫について

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

ドラマのホリデイラブ最終回が2018年3月16日に放送され、漫画の原作に先駆けて夫婦間不倫が全話完結しました。

夫婦で一緒に全話を観た上で、ドラマのホリデイラブネタバレを含みつつ不倫家庭愛について考えることを、女医の視点と会社員の視点を交えて紹介します。

Dr.ゆず
ドクターゆず
こんにちは!ドクターゆずです。
ホリデイラブ、終わっちゃいましたね~!私はワイワイ同僚や夫と批評しながら観ていました。
誠心(SEISHIN)

里奈の平常心を打ち崩した杏寿と純平の言葉

ドラマの『ホリデイラブ』の最終回で里奈は杏寿と純平に滅多打ちにされます。

杏寿は里奈に、「自分自身で生きようとしない人が、誰かを幸せになんか絶対できない

そして純平は、里奈に対して、「生まれ変わっても君と一緒になることはない

と言い放たれます。

本当のことを他人にズバリと言われることほど、胸に刺さることはありませんよね。

里奈は、絶望感と、悔しさで心が張り裂ける思いだったのだと思います。

不倫は悪!正義は勝つ!

と、世の中のサレ妻や(不倫に怯える)正妻はこのシーンを見て心の中でガッツポーズをしたことでしょう。

でも、忘れてはならないのは、純平も不倫した当事者ですからねっ!

なんか、里奈一人が悪役になっているかのように描写されていますが、純平がフラフラと里奈のハニートラップに引っかかったのがそもそもの事の発端です。

自立していない人が相手を幸せにすることはできない!?

医者として働き、夫の脛をかじろうとしない女医としては、自立していて良かったと思いますし、杏寿の言っていることは最もだと思います。

しかし、以前は女性が経済的に裕福な家に嫁ごうとするのは、普通のことでした(実は今も?)。

自分に何かがあっても、両親がなんとかしてくれる!

夫がなんとかしてくれる!

と、自分自身で自立する努力をせずに他人に寄生して生きることは、楽なことですし、それができる女性は、それはそれで恵まれた人です。

しかし、寄生に成功した女性の人生最大のリスクは、ある日突然、寄生先を失うことです。

ドラマ『ホリデイラブ』の中で、杏寿は純平に不倫されて傷つき、風評被害で自宅のエステサロンを閉店に追い込まれながらも、自分自身の力で愛娘の七香ちゃんを守るため、立ち直って仕事を新たに見つける決心をしています。

杏寿には、過去を悔やんで責めて生きるのではなく、自分にとって、家族にとって何が幸せなのか、どうあるべきかを考えて行動する力がありました。

ここは、単なる夫婦愛で片付けることではなく、各個人が持つマインドセットの問題だと私は思いました。

杏寿は、強い自立心とマインドセットを持っていたから立ち直れたのであって、夫が純平だったからという理由のみで、立ち直れたのではないと考えるのです。

ホリデイラブの杏寿なら離婚しても幸せな人生を送ることができた!?

杏寿と純平は不倫の結果、離婚せずにやり直す道を進む事になりました。

でも、きっと杏寿なら、自立していて、前向きな考え方ができる人なので、離婚という結果になっていたとしても、一人でシングルマザーとして、娘の七香ちゃんをしっかり育て、それはそれで幸せな人生を歩んで行ったのではないかと私は思います。

逆に、杏寿が一人で自立することができない女性だったら、娘の七香ちゃんを杏寿自身の手では十分に幸せにすることはできなかったかもしれません。

ドラマ『ホリデイラブ』では、純平の一度の過ちを許す寛大さと里奈の狂気が高森家の絆を強いものしたエンディングでしたが、杏寿が夫の不倫を機に、シングルマザーとして七香ちゃんと幸せな人生を歩んで行く、という結末もアリなんじゃないかな、と、ドラマの前半を見ていたときには思いました。

私は、離婚が不幸で結婚生活の維持が幸せだとは思いませんし、仮面夫婦のような形ばかりの結婚生活を維持するくらいなら、離婚した方が幸せだと考える方です。

今の時代、女性が幸せを手にするための条件は、女性が自分自身が自立し、しっかりしていることだと考えます。

不倫後に仲直りできる夫婦は現実には少ない!?

ドラマ『ホリデイラブ』の最終回では、高森夫婦はすっかり仲直りしてハッピーエンドでしたが、残念ながら現実は少し違うと思います。

私が見聞きする男性医師の不倫の終わりは、大抵の場合、不倫をきっかけに夫婦仲は壊れさり、そのまま離婚してしまうケースがほとんどです。

そしてそれは、妻がどれだけ献身的な女性であったとしても、かわいい子供がいたとしても同じで、不倫した医者が反省して正妻の元へ戻ってくるというケースは、ほとんど聞きません。

これが医者の男性に限った傾向なのか、一般的な男性全般にも言える話なのか分かりませんが、男性医師は浮気する人が非常に多く(浮気しない医者は絶滅危惧種)、その結果バツイチになっている医者は珍しくありません。

浮気のリスクは医者と一般男性では全然違う!?

一般的な男性と男性医師の違いは、医者はバツイチになっても再婚市場でモテモテで、再婚相手に全く困らない、ということと、不倫や浮気が職場(=病院内)でバレたりしても、仕事に全く支障がない、ということでしょうか。

ドラマ『ホリデイラブ』の中では、不倫をバラされた純平は会社に居続けることができなくなったのか、自ら依願退職していますが、男性医師はそんな事はほぼありません。

男性医師の不倫や浮気は、仕事はおろか、出世にもほとんどの場合は響くことはありません。

かろうじて、大学病院の教授戦で、ライバル候補から女性スキャンダルを攻撃される可能性があるくらいでしょうか。(でも大体同じ穴のムジナなので、諸刃の剣になるため、双方女性スキャンダルは攻撃しません)

病院内の男性医師は、どいつもこいつも、浮気や不倫しているor浮気や不倫していた医者ばかりなので、浮気や不倫を咎めていたら、病院から男性医師が全然いなくなってしまうからでしょう。

そんな実情を知っているからこそなのか、男性医師の多くは大手を振って浮気や不倫を繰り返していますし、隠すどころか、武勇伝のように自ら語る輩さえいるのが悲しい現実です。

Dr.ゆず
ドクターゆず
同じ同業者として恥ずかしい限りです。トホホ。



誠心(SEISHIN)

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