医者の奥さんの学歴は低学歴でも大丈夫?夫婦間の学歴格差問題とは

医者の結婚相手

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医者の奥さんの学歴

恋人時代や結婚生活では、男女間における学歴格差を気にしないでいることが出来るカップルも多いです。

しかしそんなカップルでも、子供が出来ると、子供の『出来』次第では夫婦間の学歴格差に悩まされることがあるようです。

今回は、夫婦間の学歴格差問題に悩む男性医師と結婚した准看護師のエピソードについてご紹介させていただきます。

誠心(SEISHIN)

外科医剛と准看護師愛子の出会い

外科医として大学病院に勤務する男性医師、剛(仮名)が妻の准看護師、愛子(仮名)と出会ったのは、剛(仮名)が研修医として初めて勤務した都内の病院でした。

愛子は准看護師になってすぐに働き始めたため、病院の中では剛よりも「先輩」でしたが、年齢は剛の3つ下です。

愛子は女性から見ても羨ましく思えるような美人さんで、剛は愛子に対して初対面の時から良い印象しかありません。

職場における先輩後輩という関係から、間もなくふたりで食事に行くような仲となり、ごく自然に(?)付き合う様になりました。

男性医師剛と准看護師愛子のカップル時代

剛の激務の合間をぬって愛子は剛とデートを重ねます。

研修医として忙しい日々を過ごす剛に対して、愛子は甲斐甲斐しくお弁当をつくったり、食事を作ったりと尽くします。

お互いに趣味が映画鑑賞ということもあり、一緒にいるときには剛の部屋で映画を見てゆっくり過ごすことが多かったようです。

愛子はミニシアター系で上映されるような映画を好む映画通で、剛はそんな彼女の映画論議効くのも好きで、剛の知らない世界を多く知る愛子に心惹かれていました。

学生時代に見た映画の話題から、学生時代の話にも話が及ぶこともありました。

ふたりの学生時代の話は、お互いに知らないこと、経験したことのない生活を教え合う様な楽しいものとなっていました。

医者の剛先生と愛子准看護師の学歴

医者の剛先生は都内育ちで名門高校から旧帝大の医学部に合格し、医者の中で比較しても学歴の高い方です。

一方の愛子准看護師は高卒で准看護学校に進み准看護師となりました。

愛子は学歴こそ高くありませんが、地頭は良くて話が面白く、剛の知らない雑学を多く知っているため、話題に欠くことはありませんでした。

ただし愛子によるところ、大学の話になると大きな違いがあって多少居心地が悪いところもあったようです。

例えば剛の大学を卒業した人の中には、医者の他には医学部以外から著名人、有名人、政治家、作家、俳優、タレント、アナウンサーなど、様々な業界で活躍している方がたくさんいました。

一方、愛子の卒業した准看護学校からは、名の知れた様な方は皆無です。

カップルとしては対等であると信じて、学歴さを感じる話題について、余り気にしないようにしていたようです。

実際、剛ともそのことについて嫌味を言うことも一切なく、医者と准看護師という学歴格差について気にしている様子もないとのことでした。

医者の奥さんの学歴が低いことで多少の反対があるものの無事に結婚

剛は准看護師と結婚することについて周りから「格差婚だ」と揶揄されることもありました。

医者の奥さんの学歴として、准看護師は低いと周りは思われたようです。

しかし、女性が男性より学歴が低いことは多くの夫婦間で見られる現象です。

愛子も、たとえ高卒の准看護学校卒だとしても、一応手に職がある准看護師だし、特に恥じることもないと思っていました。

交際中も、結婚後も、夫の剛との学歴差については、さほど引け目を感じることはなかったようです。

むしろ、自分の学歴からしたら身に余る高学歴で高収入の男性をゲットすることが出来てホクホク幸せいっぱい。

何よりも、どんな大学を出ていようとも、夫婦になった時点で社会的には似たような立場だと信じていました。

そして剛の両親からの反対はそこまで大きなものではなかったため、剛と愛子は無事に結婚し、子宝にも恵まれました。

幼稚園受験で夫婦間の学歴格差が気になるようになる

しかしやがて子ども成長し、幼稚園を選ぶ時期を迎えるようになって状況が変化し始めます。

幼稚園から高校まで公立育ちの愛子は、幼稚園というのは家から近い幼稚園へ行くのが普通と考えていました。

しかし、英才教育を受けてきた剛にとっては、幼稚園のお受験は当たり前のことで、子どもを幼稚園受験専門の塾へ通わせるのも当然のことだと思っているようでした。

そして、剛から幼稚園受験専門塾のチラシを多数見せられることとなりました。

愛子は、幼稚園を選ぶよりも前に幼稚園受験のための塾選びに多くの時間を費やすこととなったのです。

それは子どもがまだ2歳の誕生日を迎える前のことでした。

愛子はこの時初めて、生まれ育った環境の違い、特に学歴の違いが子ども教育方針において大きなギャップとなって露呈することを知りました。

もちろん、剛の教育方針に異を唱えることも出来たのでしょうが、剛が私立幼稚園の良さをこれでもかと列挙して説明するのに対して、愛子は普通の幼稚園で良い理由をきちんとアピールすることが出来ず、剛の考えを尊重し、同調することが最善と考えました。

受験失敗で垣間見られる両親の学歴格差

剛と愛子には、2人の子どもが居ました。

そして、2人合わせると幼稚園、小学校、中学校、大学とそれぞれの受験を経験してきました。

全ての受験が順調で第一志望に合格し続けていれば、それで良かったのでしょうが現実は厳しく、失敗もあったようです。

そして受験勉強中や第一志望が不合格になった時の剛が放った言葉を愛子は忘れられなかったようです。

受験勉強中の時も、子どもの集中力を欠いていると、

「俺は必至に受験勉強できたのに、なぜ同じように勉強できない?何故そんなに怠けているのか?」

と叱り、受験に失敗したときには、

「俺はいつもストレートで受かったのに、なぜ子どもは受からないのだろう・・・」

と愚痴をこぼしました。

愛子にとって幸いだったのは、剛が彼女を責め立てるように嫌味を言うようなタイプではなかったことです。

「一体誰に似たのだろうか?」

という様な言い方はさすがにしなかったようです。

子供の受験に関する話題が辛い

剛は、単に自分の学習態度や受験の成功体験と子どもたちを比較するだけで、自分と似ていない事を愛子のせいにするようなことはありませんでした。

しかしそれでも、愛子は子供の学力が剛の期待する水準に達しないことについて、どうしても引け目と負い目を感じずにはいられず、いたたまれない気持ちになったとのことです。

その為、子どもが大学受験を控えて志望校を絞り込んでいる時には、余計な意見を言わないように話題にはなるべく入らないようにするなど、気を使っていました。

剛は自身が卒業した有名大学の良さをしきりに子どもに話して聞かせるのです。

これ自体、とても良いことであるし、実際その話を聞いて子ども自身が有名大学を目指して頑張ろうと奮起していることについては、愛子も喜ばしく感じていました。

しかし一方で、子供に自分の母校や、母校の偏差値に聞かれることを恐れ、母校を自慢できない愛子は、家族の中で受験や大学の話題になる時には、ただただ静かに話題の矛先が自分に向かないように気配を消していたとのことです。

お受験をキッカケにクローズアップされた両親の学歴格差

剛さんと愛子さんのお話についてどのような感想を持たれましたでしょうか。

愛子さんは、交際当時から結婚まで、学歴がどうであろうと、結婚すれば夫婦は対等だ、という風に考えていました。

しかし、子どもが受験に差し掛かり、子供が勉強出来ないと、「その原因が自分にあるのではないか?」と思い悩むようになったそうです。

まとめ

確かに親の学歴はある程度子供に影響を及ぼすことはあるでしょう。

そして子供の出来が悪かった場合、両親に学歴格差があると低学歴の親は自分のせいではないかと思い悩む気持ちになるのも分かります。

しかし、そのことについて思い悩んでも仕方が無いと思います。

この夫婦の例においては、医者と准看護師という大きな学歴格差がありましたが、「格差」は何処のカップルでも生じるものです。

例えば、剛は旧帝大医学部卒ですが、もしも准看護師の愛子と結婚せず、同じ医者と結婚したら問題なかったのでしょうか?

同じ医者だったとしても、愛子が偏差値の低い私立医大出身だった場合には、格差の度合いには違いがあったとしても、同じように思い悩んでいたでしょう。

剛が東大理三で愛子が東大以外旧帝大医学部出身だったとしても、同じように「格差」は生じます。

何故俺は東大理三に入れたのに、子供はダメなんだろう

こういうセリフに変わるだけです。

それに例え子供が剛の学力という良い部分を受け継ぐ事ができていた場合には、もしかしたら健康面におけるネガティブな遺伝子を受け継いでいたかもしれません。

(もちろん、健康を犠牲にして学力を取るのと、学力を犠牲にして健康を取るのと、どちらが良いか、という事を論ずるつもりはありません)

要は、残念ながら、子供には親の良いところだけを受け継げさせることが出来ないのです。

なので、この現実を受け入れた上で、自分と子供を比較しないように心がけることが大事だと私は思うのです。

つまり、夫婦間の学歴格差が子供の受験や勉強を通じて顕在化されたとしても、そのことについてグタグタ考えても仕方ないのです。

二人の学歴格差について思い悩み後悔するのは、百害あって一利なしだと思いませんか?

誠心(SEISHIN)

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