女医が検証!離婚原因ランキングトップ10
※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。
女医の生涯未婚率について、その真偽を確かめた調査結果を記事まとめてありますが、女医の「生涯未婚率」は実際には全体の1/3ではなくて1/5だったようですね!
個人的には、周りにいる女医さんの1/3くらいは独身なので、「1/3が生涯独身」というのは凡そ正しいかと思っていたのですが、「未婚率」と「生涯未婚率」は違う、ということを認識しました。
確かに、「周りにいる独身女医」というのは、「現在独身である女医」という意味ですから、定義通り調査するとしたら、彼女達を「50歳まで」フォローアップしないと「生涯未婚率」は出せないということですね。
こんにちは!
共働き夫婦のドクターゆずです。
さて仮に、残り1/3は結婚生活を維持し、1/3は結婚後離婚する、という法則の比率が正しいとすると、既婚女医の50%は結婚後に離婚するという計算になります。
つまり、女医の1/5は生涯未婚、2/5が結婚生活を維持できて、2/5は結婚後に離婚する、ということです。
今回は、2/5は結婚後には離婚する、ということにフォーカスして、その理由について考えてみたいと思います。
女医は結婚しても半分が離婚し、全体の40%は離婚している!?
生涯未婚率の件もあるので、女医の離婚率についても数値が正しいのか不明ですが、女医さんの結婚経験者の約半分は離婚経験者という印象です。
離婚された女医さんの中にはバツイチだけではなく、(男性医師ほど多くはないですが)バツ2の方も稀にいらっしゃいます。
離婚率の正確な数字はわかりませんが、「女医の1/3の法則」の残りのデータが正しいとすると、少々乱暴に計算になりますが、結婚した女医の半数は離婚する、という計算になります。
検証するのは困難を極めるので、「1/3は結婚後離婚する」というフレーズは”正しい”と仮定して話を進めます。
そうすると、女医は結婚しても50%がその後離婚していて、女医全体の40%は離婚経験者、ということになります。
日本全国の平均離婚率は約33%とのことですので、女医の離婚率50%というのは、平均よりもかなり高いですね。
なぜ女性医師は半数が結婚しても離婚してしまうのか!?
私も女医なので、決して他人事ではありませんね。結婚しても油断は禁物です!
どんな理由で夫婦は離婚するのか?
と思い、私なりに調べてみました!
結論から申し上げますと、女医だけの離婚理由が集計されているデータは、n数が少ないアンケート結果ばかりで、信頼性の高そうなデータはありませんでした。
しかし、日本人全体の離婚理由については、最高裁判所が発表している司法統計データがありましたので、せっかくなのでこちらを紹介したいと思います。
妻が主張する離婚の原因
夫が主張する離婚の原因
出典:平成28年度「第19表 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別」
この表を分析するにあたって注意しなければならないことは、この調査結果は、離婚の申し立て理由として主な理由を3個まで挙げる方法で調査されている、ということです。
離婚を決意した一番の理由ではなく、上位3つまで選択できるため、離婚の決定打となった一番の理由以外の理由も、集計されているということです。
そのため、ランキングを見ると「性格が合わない」が離婚の理由の第1位になっていますが、「性格が合わないことを一番の理由に離婚した人が一番多い」、と言うことがこの表からは言えないのです。
例えば、主に夫のDVで悩み続けて離婚したAさんの離婚の主な理由は「暴力を振るう」になりますが、「離婚理由を3つまで選んでください」と言われたときには、「性格が合わない」も2番目か3番目に入っているかもしれません。
また違う例では、「当直」と偽って看護師との不倫旅行を繰り返す医者夫に我慢できなくなり、離婚を決意したBさんの主な離婚理由は「異性関係」になりますが、「性格が合わない」も2番目か3番目にランクインしている場合もあります。
つまり、このランキングは「離婚理由のTOP3に選ばれた確率」のランキングであり、「離婚の一番の理由」のランキングとはすこし異なるということに注意が必要です。
もちろん、「性格が合わない」という理由が、離婚の決め手No.1になっていることもあると思いますが、おそらく2位以下が真の理由であると考えられるのではないでしょうか?
特に、男性の場合は実に61%の人が「性格が合わない」を上位3つの一つに選択してますが、「離婚したい!」と考えた男性の61%が「性格が合わない」ことが最大の理由であったとは考えにくいと思います。
『離婚の決定打となった理由を一つだけ教えてください』という質問方法であったのならば、きっと上記とは異なるランキング結果となっているのではないでしょうか。
ですから、ランキングの上位にノミネートされた理由は離婚原因として参考にはなりますが、ランキングの「順位」については、懐疑的であったほうが良さそうです。
裁判所が発表しているランキングの盲点
実は、上記のランキングにはもう一つ盲点があります。
それは、この調査結果は裁判沙汰になった例から収集された結果である、ということです。
ご存知かもしれませんが、協議離婚など夫婦両者の同意があれば、裁判をしなくても離婚できます。
つまり、裁判沙汰にならずに離婚されているケースの理由については網羅されていない、ということです。
実際、平成28年の離婚の申し立ては合計66,494件でしたが、厚生労働省が発表している平成28年の人口動態統計の年間推計の資料によると、離婚件数は217,000件です。
つまり、離婚件数の総数の内、相手が話し合いでの離婚に合意してくれず、裁判手続で離婚することになった離婚事例は、全体の約31%なのです。
この裁判所のランキングが公表されると、「男性の不倫や浮気が離婚原因の上位にランクインしていない」ということが取り上げられますが、私は、まさに協議離婚のケースが網羅されていないことがその理由ではないかと推測します。
どういうことかというと、「不倫や浮気」が離婚申し立ての主な理由の場合、裁判にならずに協議離婚されるためではないかと考えるのです。
一方が「離婚したい!」と言っても、もう一方が「離婚したくない!」と言って、主張が噛み合わない場合に裁判沙汰となるわけですが、人間の心情として、勝てない裁判には臨みたくないはずです。
ところが「不倫」、つまり不貞を理由とした申し立ては、証拠が十分に揃っていれば、裁判になれば概ね勝つことができます。
その為、不倫をした夫は、女性から離婚の申し立てを突きつけられた際、時間とお金をかけて勝ち目のない裁判をするくらいなら、協議離婚に応じる、という計算を働かせている男性が多いのだと思うのです。
これが、裁判にまで発展する離婚の原因のトップランキングから外れている、裏事情ではないかと思います。
決して、「男性の不倫が少ない」のではなく、そういったケースは裁判をするまでもなく、決着がついている、ということではないでしょうか!?
女医の離婚率が平均に比べて高い理由とは?
女医だけを対象としていて、かつ、n数の多い統計データは入手することは出来ませんでしたが、女医が離婚しようと思う理由と、一般女性が離婚しようと思う理由に、大きな違いはないと思われます。
- 仕事ばかりで家庭を省みない夫
- 出張や残業と称して職場の女性と不倫している夫
- なにかあるとすぐに夫の実家を絶対優先させる夫
- 言葉の暴力や物理的な暴力を振るう夫
- 妻の方が社会的地位や年収が高いことに嫉妬する夫
このような「ハズレ夫」は、どのような女性でも大抵は嫌がると思います。
そして、共働きの場合、大抵は妻である女医の方が仕事を漸減することが多いのですが、自分は家庭のために仕事を削って空けた時間で、家事や育児をしている中、夫が仕事後に毎回の飲み会を断らず帰りが遅かったりすると、夫に対しては相当の不満が募り。
しかし、これも医者夫婦に限った話ではなく、忙しい共働き夫婦でも同じことが言えるでしょう。
女医の離婚率が一般的な女性に対して高いのは、一般女性に比べて「我慢しなくて良い環境にあるから」ではないでしょうか。
初婚でハズレ夫を引いてしまっても、離婚後に経済的に自立することができない女性は、ハズレ夫の非道にも我慢して、生活のために家庭を維持することを選ぶこともあるようです。
一方、経済的に自立することが容易な女医は、このようなハズレ夫の非道に泣き寝入りする必要がありません。
そのため、ハズレ夫を引いてしまった場合には、自分の不運を呪いつつも、さっさと新しい人生の再スタートを切る自由度が高いのでしょう。
そして、もう一つ。
実は、女医はハズレ夫を引きやすい、という特性があるのもあるのかもしれません。
ハズレ夫には、仕事ばかりで家庭を省みない、浮気や不倫する、妻に嫉妬する、という特徴があります。
男性医師にはハズレ夫の特徴が出やすい!?
- 激務で忙しい=家庭を省みない
- 結婚後もモテまくる=「略奪愛上等」と考える看護師と浮気、不倫し易い
- 受験競争で勝ってきた=負けることに対する耐性が弱く、妻に負けると嫉妬しやすい
このように、男性医師は、競争社会においては勝ち組ですが、家庭においてはハズレ夫になりやすいリスクがあるのです。
そして、女医の夫は男性医師であることがほとんどです。
つまり女医は、ハズレ夫になりやすい男性と結婚する人が多いというリスクファクターと、実際にハズレ夫を引いてしまった場合には離婚、という治療法を持っていることになります。