上方婚にこだわらないのが幸せの秘訣!?|女医コンの薬師寺先生との対談
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男性は、自分よりも年収や地位、学歴などが高い女性と結婚するのを嫌がりがちです。
一方で女性は、自分と同等以上の年収や学歴を持つ男性との結婚を求めがちです。
所以、一般的に男性は『下方婚』を好み、女性は『上方婚』を好む傾向にあると言われています。
しかしこの固定概念こそが、女医がなかなか結婚できない主要因の一つではないでしょうか?
男性の下方婚志向と女性の上方婚志向について、『女医コン』を主催する薬師寺忠幸先生とメール対談したので、その内容をご紹介します。
『上方婚』と『下方婚』とは
下方婚=自分より収入・学歴などが下の相手と結婚すること
一般的に男性は、女性の収入や学歴が自分と同等以下であることに加えて、年齢と身長も自分より下であることを望む方が多いです。
逆に女性は、自分と同じような収入や学歴を持ち、価値観の似ている人を結婚相手に求める『同類婚』か、男性の収入や学歴が自分より高い『上方婚』を強く求める傾向にあると思います。
良いか悪いかは別として、同類婚か上方婚を望むのはおそらくほぼ全ての女性に共通する志向だと思います。
そういう意味では、女医や高学歴女性ばかりが、『プライドが高くて気に食わない』と一般男性に非難されるのはちょっと可愛そうですね。
男性が下方婚を好むのは、自分のプライドを守りたいからですよね!?
『結婚相手の女性は自分よりも下の存在であるのがちょうどいい』という男性の下方婚志向は、男尊女卑思想と根幹が同じだと私は考えます。
男性医師の下方婚志向と女性医師の同類婚・上方婚志向がもたらす結果
ですが一方で男性は、必ずしも同じ標高の周辺に生息している女性のみを求めているとは限らないんですよね。
標高でいうと0〜2,000メートルまで対応できます。
しかも実は、そういった標高のハイスペック男子は愛嬌のある年下の女性を好むことの方が多いのです。
そしてそういった女性たちはハイスペック男子と結婚したがっています。
ニーズがお互いにマッチしていますので当然成婚しやすいパターンです。
そしてハイスペック男子はどんどん数が減っていきます。
標高2,000mから相手の山の標高2,000mに一方的にラブコールを送っても、相手の山の男子たちはすでに結婚してしまって居ない、という・・・。
かくして“ハイスペックの男性のみ”を狙っていると、マッチングしないまま、年月だけが非情に過ぎていきます。
医師としては毎年成長がある一方、婚活のプレーヤーとしては毎年価値が下がっていくわけです。
もちろん「年齢や高学歴なんて気にしないよ」なんていう爽やか男子もいるのですが、そういう人は別にハイスペック男子に多いわけではありません。(※ちなみに女医コンに参加する男性達は標高2,000mの女性を魅力的だと思ってくれる人たちですが、男性の中では例外的です)
さて、一緒に幸せな家族を作り、共に楽しい人生を送るという点において、結婚前のスペックはどれほど大事なのでしょうか?
親親戚の目や自分のプライドのために結婚相手の候補にフィルターをかけてしまい、本当にいい男性が0〜2,000メートルに大量にいるのに見逃している可能性はないか、皆さんに自問自答していただきたいです。
好きになる条件が上方婚限定な女医さんは、「自分と同じ標高2,000メートル以上に生息する男性を探すのは困難」な一方、「普通のサラリーマンには惚れることができない」という状況に陥っているのではないでしょうか?
一度結婚相手に求める条件が上がってしまうと、それを下げるのはなかなか難しいというの気持ちも理解できますけどね。
こういった現象は女医さんに限らず、東大女子や女性弁護士などの高学歴女性の多くが直面している苦悩ではないかと思います。
より確実に幸せになるためには、年齢上昇とともに相手に求める条件を削るのがセオリーなのですが、それができる人とできない人がいます。
できない人は当然結婚が遅くなります。
『いつ現れるか分からない理想の人』を待つことでそのうち条件が良くなるでしょうか?
いえ、今から自ら動いてください。
一方で、医師やキャリア組でない一般女性達の場合は、多くの男性が相対的に上方婚の対象になりますので、『選択肢』はすごい数になります。
選択肢が幅広いのでマッチングもしやすく、早々に結婚される方が多いのだと思います。
僕は、視野狭窄を起こした女医さんたちに、こんなスライドでプレゼンをしています。
我々医師は受験戦争を勝ち抜き、医学生時代の勉学〜国試と点数をつけられる機会が多く、他人との比較をしてしまいがちな人種なのではないかと思います。
そのため、自分の結婚相手を友人や同僚と比較して一喜一憂したり、「自分の方が年収や肩書が良い結婚相手を捕まえた!」と比較してしまう方も少なくないでしょう。
しかし人生を大きく左右する結婚生活の良し悪しは、結婚相手の年収や肩書きといった、『単純な物差し』で測れるものではないはずです。
上方婚にこだわらないことこそが女医が幸せな結婚生活を手に入れる方法
私は、年収や地位、学歴が同等以上の相手と結婚することよりも、人生のパートナーとして『支え合う』ことができる相手と結婚する方が女医さんは幸せになれる気がしてなりません。
医者で収入が多いけど男尊女卑思想がある男性と結婚するよりも、非医師だけど男女平等主義の男性と結婚する方が、結婚後の生活は幸せだと思いますよ。ホントに。
女医は自分自身で少なくない収入を得る事ができるのですから、男性の収入を当てにしなくても生きていけます。
自分で稼げない女性が、(生きていくために)『男性の収入を優先して、それ以外の条件を妥協しまくる』のは、ある意味仕方のないことだとは思います。
しかし女医は最悪自分ひとりの収入でも問題なく生きていけるので、『男性の収入を無視して、それ以外の条件を重視しまくる』ことができます。
これはある意味、経済力のある女性の特権とも言えるのではないでしょうか。
百人百色の人生があるので、収入や学歴といった単一の物差しで『比較すること自体に意味がない』ことに、早く気づいて欲しいのです・・・。
多くの女医さんがそのことに気づくのは、結婚して育児してフルタイムを退職した後や、結婚がうまくいかず離婚してそれを振り返った後なんですよね
それでもなお、「どうしても医者と結婚したい!」ということであれば、医学部時代から戦略を練って対策するのが最も効果的だと思います。
薬師寺先生が仰るように、男性は研修医になるとスーパーサイヤ人並にモテるようになります。
一方で女医のモテ期は大抵の場合、医学部医学科女子時代がピークではないでしょうか。
年齢的にも20代で、「年齢のハードル」はまだないこの時期こそが、モテ度を基準にするのであれば、婚活するのに最適の時期だと思います。
その次が研修医時代ですね。
売れ残らないためには、後期研修医を終えるまでにお相手を見つけることが重要だと思います。
あとは、後期研修医に入る時期を遅らせるのも一つの手ですね。
その理由については、こちらの記事で詳しく説明しております。
『男性医師と確実に結婚するために、外見偏差値や女性への免疫は低めで、友達とつるむより一人で家で過ごす方が好きな医学科男子を【敢えて】選び、卒後や研修医修了と共に【外堀を埋めて】、なし崩し的に強引にゴールインする設計を建てている医学部医学科女子がいる』
ということを紹介していましたが、こちらも衝撃的でした。
仰る通り、あらゆる人生における判断において、計算は大事ですね。
医学部を卒業してしまうと、男性のモテ度は飛躍的に上がり、研修医でスーパーサイヤ人見習い、一人前になるとスーパーサイヤ人になります(笑)。
一時期は遊んでいたとしても遅かれ早かれ誰かと結婚することになるので、特段理由がない限りは35-40歳以上で独身や彼女なしのドクターは院内にいません。
一方で女医の置かれる環境は、特に教育病院は、看護師、検査技師、事務受付、そして研修医女医(ライバルとしての)、と未婚女子であふれていますよね。
ただ、「医者以外との結婚はありえない」という固定観念をなくすことができれば、「素敵な男性との出会いを増やせますよ!」と伝えたいのです。
2018年に統計局が発表した就業構造基本調査によると、男性医師と有業者の男性の人数はそれぞれ下記の通りです。
■男性医師の数(未婚のみ)
25〜29歳 1.3万人
30〜34歳 1.0万人
35〜39歳 0.1万人
40〜44歳 0.2万人■男性全体の有業者数(未婚のみ)
25〜29歳 208.5万人
30〜34歳 152.1万人
35〜39歳 117.9万人
40〜44歳 118.2万人
未婚女医の人数は、25〜29歳の区分で約9,400人、30~34歳の区分で5,300人ですから、男性医師に絞って婚活すると中々マッチングできません。
一方で、結婚相手の男性を医師以外に、たった1%だけ広げるだけで、結婚相手候補の人数は25〜44歳で約6万人も増えます。
男性医師だけを対象にした場合に比べて、約2.3倍の人数になります。
結婚相手候補を、全体の2%に広げれば、男性医師の約5倍以上の男性が相手候補になるのです。
結婚までには通常2~3年の付き合い期間があると仮定して、遅くとも彼らが32歳のうちに付き合い始めないとですね。
当然、自身の年齢も同年代の頃がラストチャンスということになります。
女性が35歳を越えてからも男性医師限定で相手を探すことがいかに困難か分かる良いデータですね。
薬師寺先生が主催する『女医コン』で多種多様な男性と出会い、一人でも多くの方に『ストライクゾーンを広げることの有意義さ』を知って頂きたいと思います!
本日はどうもありがとうございました。