イクメンという言葉に違和感を感じる共働き女医夫婦

結婚観

※当ブログにはプロモーションを含みますが、記事内容は公平さを心がけています。

みなさん、こんにちは!

女医と結婚したサラリーマンのタチバナです。

今回は男性の家庭参画について考えることを紹介させて頂きたいと思います。

誠心(SEISHIN)

『イクメン』という言葉自体が男性の家事のしなさを物語っている

確かに、『イクメン』という名称が生まれたのも近年ですから、家事や子育ては女性がするもの、という古来からの日本の常識があるのだと思います。

そのため、平成のパパがちょこっと子供をおぶっていたり ベビーカーをひいたり、皿洗いなんかをたまに手伝うだけで、『イクメン』という称号を得られるようです。

たまにの、ちょこっと家事をしただけで、『イクメン』とちやほやされるなんて、夫婦平等、男女平等の概念が日本より一足先に進んでいる先進国の欧米では、考えられないことだと思います。

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欧米男性の家庭参画と日本人男性の家庭参画の格差

欧米では、男性が重い荷物を運んだり、子供を背負ったりしていなかったら、きっと『ギロッ!』と周りの人から睨まれるんじゃないかな?というくらい、男性が重量系の荷物を担当するのは『当たり前』って感じです。

子供を抱えた上に、スーパーで大荷物を抱えている女性の傍らで男性が手ぶらでフラフラ歩いている姿を見られたりするから、日本は男尊女卑の国だ、と叩かれるのだと思います。

食事の準備のシーンにおいても、メイン料理は夫が担当し、デザートは妻が担当する、みたいな分担はよくあります。特に、肉を捌いてお皿に取り分ける役割は男性、というのが一般的です。

皿に取り分ける役割が、女性が『己の女子力をアピールする絶好の機会』として広く認知されている日本とは対照的です。

イクメン男性は果たして全体のどれくらいの家事をこなしているのか?

共働き世帯の女性たちからは、幾多もある多くの家事の中から、男性がやってもいいと思える家事を、1つや2つやるだけで、『イクメン』と言われているようですが、世のイクメン男性は、果たして全体の家事の総量から比較した場合、実質的に担当している家事の割合は、どれくらいあるのでしょうか?

イクメン男性の話を聞いていると、家事全体の10%もやっていないんじゃないか?、と失礼ながら、個人的には思ってしまいます。

それなのに、『俺はイクメンで偉い!』と勘違いして自己満足している姿を見て、
「もちろん、なにもしないよりはしてくれて嬉しいけど、充分じゃない…」
とモヤモヤと感謝しつつも、多少の不満を持っている女性は多いと思います。

そもそも、『俺は家事に協力してる』『ウチの旦那は料理できるのよ』、というと、『立派だね!』と言われますが、主語が、俺➡︎私、旦那➡︎嫁、になったら、『なにを自慢してるんだ?』と思われるんじゃないでしょうか。

これはやはり、家事は女性がするものであり、男性の家事参画はあくまで選択制、という固定観念が男女ともに染み付いてしまっているからだと思います。

結婚相手の男性に対して抱える女性の”悲しい本音”

僕やゆずちゃんの女性の同僚、友人の話を聞いていると、女性の多くが結婚相手の男性に対して、家事や子育てへの参画度においては十分に満足をしていない人が非常に多いです。

夫に不満を抱える女性の意見をいくつかピックアップ紹介しますと、下記のような感じになります。

僕自身もまだまだ至らないところが非常に多いので、自戒の念を込めて紹介させて頂きます。

「そもそも男ってのは、目に見える結果が出るものに対してしか興味を持てない生き物だから、子供を可愛がってくれるだけでマシと思ってる」

「私が家事・子育てをやる分、旦那には稼いでもらって、その分を子供の教育費や

家のローンを払ってくれればそれでいい。」

「旦那の分の洗濯や料理をしなきゃいけないと思うからストレスになるのよ。でも、子供が一人増えたと思ってやるしかない」

「家事も仕事もしなかったら、なんの取柄があるっていうのかしら?」

「自分よりも稼がない旦那なら、私より家事をして、私のやることに文句を言わないでほしい」

と、なかなか辛辣な割り切りっぷりです。

『旦那は留守で元気なATM』か、『稼ぎの悪い従順な家政”夫”』が良い、というやつなんでしょうか(苦笑)

諦められて呆れられるまえに男性ができること

上記で紹介しました意見は、女性の本心というよりは、家事や子育てを対等にしてくれない男性が多いという事実に対する不満の爆発である、捉えるのが良いと考えます。

女性は、夫と喧嘩をしたり、不快な気分になったりするよりは、過度に期待せず、絶対的に必要な子供への愛情や、家庭へのお金や、最低限の家事手伝いさえ与えてくれればいいという、半ば『諦めと呆れ』の境地から、上記のような意見に集約されることに至ったのではないでしょうか?

もし読者様のご家庭が夫婦共働きのご家庭でしたら、男性は、『女は(共働きでも当然)家事をするものだ』、という固定観念は捨てるのが、家庭円満、夫婦円満の秘訣だといえるかと思います。

自分と同じくらい、妻も働いていて、疲れていて、その上で、家事や子育てをしている、ということを考えると、女性がいかに多くの負荷を強いられているか、が想像がつくのではないでしょうか。

男女の立場が逆で、自分が妻の立場だったら、と考えると、さぞかし大変な生活をしなければならない、と思いませんか?

もしかしたら、ねぎらいのプレゼントよりも、日々、目の前にある家事を積極的に自分から担当することの方が、女性は喜ぶのではないかと僕は思ったりしていますが、どのように考えますでしょうか?

家事や子育ては、『手伝う』ものではなく、夫婦の『共同作業』だと思いますので、男性が『手伝ってあげる』『協力する』というものではなくて、あくまで、『二人でやる』というのが『当たり前のこと』だと思っています。

誠心(SEISHIN)

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