健康診断での医者との出会いは一期一会!同じ医者には2度と出会えない?
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病気や怪我で診療所や病院に行くと、お馴染みの医者に診察してもらえることが多いです。
そのため、いつでも同じ医者に会えると思いがちで、思いがけず素敵な医者に出会っても、「次に会ったときに連絡先を渡そう」と考える人が多いのではないでしょうか?
確かに診療所や病院にいる医師であれば、期間を置かずに訪問すれば同じ医者に出会える確率は高いでしょう。
しかし、健康診断や人間ドッグ等の健診で出会った医者となると、話は違います。
健康診断や人間ドック等での医者との出会いは基本的に一期一会で、同じ医者には2度と出会えない可能性が高いのです。
この記事では、「なぜ健診で出会った医者との再会が難しいのか?」その理由について、詳しくご紹介します。
健康診断や人間ドックで出会った医師と再び出会うのが難しい理由
「あの医者ともう一度出会いたい!」
そう願ってもなかなか敵わないのが、健診で出会った医者との出会いです。
その理由は、健診で診察する医者には、常勤医がほとんどいないからです。
☆常勤医とは、色々端折って簡単に説明しますと、「週に32時間以上病院で勤務している医師」のことです。
健康診断や人間ドッグ等の健診医の大多数は「スポット健診バイト」と呼ばれるバイトに応募して集まった医師ばかりで、「スポット」と名がつく通り、健診バイト医師は単発の一度限りのバイト医として健診に参加しています。
つまり、健診で出会う医者は常にその病院にいる常勤医ではなく、単発限りのスポット健診バイト医であるため、同じ医者に再び出会うのが難しいのです。
でもバイトであれば、「同じ健診にバイトとしてまた来ることがあるのではないか?」と思われるかもしれませんね。
たしかにマックのバイトであれば、同じ曜日の同じ時間に行けば、同じバイトさんにまた出会えたりします。
しかしスポット健診バイト医のバイトは一般的なバイトと異なり、同じ健診先に派遣されるバイト医は稀なのです。
そのため、健康診断や人間ドッグ等の健診で一目惚れして、次(翌年)の健診で「また会いたい!」と強く願っても、残念ながら二度と会えない可能性が高いのです。
スポット健診バイト医との出会いが一期一会になりがちな理由
スポット健診バイト医との出会いが1度きりになりやすい理由は、スポット健診バイト医が募集される仕組みと派遣される仕組みにあります。
健康診断や人間ドッグ等の健診は、健診ばかりを執り行う「総合健診センター(ヘルスケアセンター)」が運営していることが多いです。
総合健診センターが健診医を常勤医として雇用するケースは少なく、主に近隣の病院や、医師人材派遣業者を通してスポット健診バイト医を募集します。
総合健診センターは、そうして集められた健診バイト医を、健康診断や人間ドッグを実施している自前施設や、学校や企業に派遣します。
つまり、不特定多数の医師が病院や医師人材派遣業者から募集され、健康診断や人間ドッグが実施される場所に、その都度振り分けられて派遣されているのです。
一般的な日雇い労働者と異なるのは、日雇い派遣労働者の時給が1,000円前後であるのに対し、スポット健診バイト医の時給は5,000円~8,000円と高給であることです。
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それでも、「スポット健診バイトばかりをしている医者であれば、毎年同じ健診先に派遣される可能性があるのではないか?」と思う方も多いでしょう。
たしかにスポット健診バイトばかりをこなしている、スポット健診バイトのみを収入の主軸にしている医者であれば、その可能性はあります。
しかしながらスポット健診バイトのみを収入の主軸にしている医者は、医師全体で比較すると非常に稀有な存在です。
スポット健診バイトに参加する医者の大多数は、普段は健診以外の仕事に従事していて、「健診バイトをするのは医者人生の中でも数えるほど」、という方ばかりです。
スポット健診バイトに応募する医者の属性
総合健診センターにスポット健診バイト医として派遣される医者は、大きく分けて主に下記の4種に分類されます。
- 常勤医や大学院生
- 産業医
- バイト医師
- 主婦や主夫
常勤医や大学院生がスポット健診バイト医として派遣される場合
大学病院や一般病院の勤務医や大学院生が健診に行くのは、所属している医局からの派遣であるケースが多いです。
医師自身が健診に行くことを希望するのではなく、総合健診センターが医局に健診医の派遣を要請した結果、大学病院や一般病院が常勤医や大学院生の中から選別されて派遣されます。
このとき選別されるのは、後期研修1年目の常勤医(入局1年目。前期研修2年と合計すると、医者歴3年目)や大学院生1年目(博士課程入学1年目の院生医師)である可能性が非常に高いです。
@後期研修1年目や院生医師ってどんな医師?(近日公開予定)
そして、大学病院や一般病院に勤務する常勤医や院生医師は、入局・入学1年目には健診に派遣されても、2年目以降に派遣されることはほとんどありません。
よって、健診で出会った医者が大学病院や一般病院の常勤医や院生医師である場合、翌年以降の健診で再び出会える可能性は非常に低いのです。
後期研修医1年目や大学院生1年目のみが健診バイトに派遣される理由
なぜ後期研修医1年目や大学院生1年目のみが健診バイトに派遣されるかと言いますと、後期研修医1年目は健診以外のバイトが出来ないため、優先的に割り当てられるからです。
例えば、仮に後期研修医1年目の医師が麻酔科の医師だった場合、後期研修医1年目の最初の4月から10月の半年間ぐらいは、麻酔科でのペインクリニック外来やオペの麻酔バイトを、他院で1人で担当できるほどまだ熟練しておりません。(大学院生1年目も同様)
そのため、所属する病院以外で小遣いを稼ぐことができる仕事口は、臨床経験の浅い医師でも務まる健診バイトくらいしかないのです。
一方、2年目以降、経験を積んで専門の科の外来バイト(麻酔科でのペインクリニック外来やオペの麻酔バイト)ができるようになると、健診バイトには行かず、専門の科のバイトに行くようになります。
なぜなら、専門の科の外来バイトの時給は、健診バイトよりも割が良いからです。
スポット健診バイトだと、上述の通り時給は5,000円~8,000円です。
2年目以降、わざわざ時給の安い健診バイトを希望する医師は極少数派になるのです。
そもそも病院側も、バイトを選ぶ選択肢が少ない後期研修医1年目に優先的に健診バイトをあてがうため、例え希望したとしても、2年目以降の医師や大学院生が選出されることは稀有です。(常勤勤務医の場合、どこにバイトを派遣するかは、病院が決めることが多いです)
産業医がスポット健診バイト医として派遣される場合
普段はどこかの中小企業や大企業で「産業医」として勤務されている産業医が、休日を利用してスポット健診バイト医になることもあります。
@産業医ってどんな医師?(近日公開予定)
産業医の場合、医局が選出して派遣されるわけではないので、収入を増やしたい産業医の中には、休日に繰り返しスポット健診バイト医として健診に行く方も中にはいます。
しかし、どこの健診に派遣されるかは、その時ぞれぞれなので、やはり健診で同じ産業医に出会う確率はかなり低いです。
スポット健診バイト医を主たる収入源としているバイト医師の場合
バイト医師は、病院や企業に所属せず、スポットバイトを筆頭にバイト収入を主たる収入源として生計を立てている医師です。フリーランス医師とも言われます。
バイト医師は、病院や企業に雇用されていないので、医師人材派遣業者の求人サイトをチェックして自分で好きなバイトに応募して仕事を得ます。
バイト医師は、医師の中では人数がかなり少ない部類の医師です。
特定の病院や企業に所属しないため、好きな時に仕事をし、その他の時間は好きなことをして過ごすことができるので、激務が常識となっている常勤医と比較すると、最も自由を謳歌できる医師です。
@ バイト医師ってどんな医師?(近日公開予定)
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バイト医師の多くは自分の専門の科の外来バイトでバイトをする人が多いですが、様々な理由で専門の科でのバイトが出来ない医師の中には、スポット健診バイトをメインにしている方もいます。
バイト医師で、スポット健診バイトをメインにしている医師は、再び出会える可能性が多少ある医師です。
スポット健診バイトをメインの収入源としていますので、仕事場は大体どこかの健診先になります。
とはいえ、産業医のケースと同様に、どこの健診に派遣されるかは、その時でぞれぞれなので、やはり同じバイト医師に再会できる確率はかなり低いです。
医師免許を持っているが普段は働いていない主婦や主夫
配偶者や子供がいて、家庭生活を優先するため、フルタイムとしては働けない(もしくは働きたくない)医師です。
普段は主婦or主夫として家で家事・育児をしつつ、時間に余裕がある時に負荷の軽いスポット健診バイトに行く感じになります。
一般的な兼業主婦or兼業主夫がデパートの催事場で単発バイトに参加するのと同じような感じで、近辺の総合健診センターや健診を実施する企業にバイト医師として赴きます。
普段は働いていないため、再会の期待値はかなり低いです。
まとめ
健診で出会った医者との再会が難しい理由について、ご紹介致しました。
健診に赴く医師は、大きく分けて下記の4種類になります。
- 常勤医や大学院生
- 産業医
- バイト医師
- 主婦や主夫
スポット健診バイトを主たる収入源にしているバイト医師以外の医師と再び出会える期待値は、申し上げにくいのですが、絶望的に低いです。
よって、出会ってビビビッと来た場合は、「もう二度と出会えないだろうと覚悟して諦めるか、その日のうちに声をかけて連絡先を聞くのが良いでしょう。
チャンスの神『カイロス』には前髪しかない上、一瞬で走り去ると言われています。
好機はすぐに捉えなければ後から捉えることは出来ません。
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